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ポリマー改質アスファルト(スミックファルト)

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概要

「スミックファルト」とは、ストレートアスファルトに熱可塑性エラストマー、ポリマー改質アスファルト(スミックファルト)熱可塑性樹脂等を混合・分散・溶解させ、通常のストレートアスファルトが有する性能を向上させた、ポリマー改質アスファルトです。「スミックファルト」を使用することにより、耐流動、耐摩耗性に代表される、舗装の供用性の向上を目的としたアスファルト舗装が提供できます。また、「スミックファルト」には、用途別に特化されたシリーズがあるため、様々な使用条件下において使い分けることにより、耐久性に優れた高品質なアスファルト舗装が可能となります。

スミックファルトの種類

  • ① ストレートアスファルトに比べてせん断強度が大きく、接着性や密着性に優れています。また、骨材の把握力があることで、はく離抵抗性に優れています。
  • ② 荷重に対する変形抵抗が極めて大きい 。
  • ③ 降雨時の視認性・すべり抵抗性低下を防ぐポーラスアスファルト舗装にも使用しています。
製品名 分類名 主な用途
スミックファルトⅠ ポリマー改質アスファルトⅠ型 すべり止め、耐磨耗性舗装用
スミックファルトⅡ ポリマー改質アスファルトⅡ型 重交通路線、空港舗装、橋面舗装
スミックファルトⅢ ポリマー改質アスファルトⅢ型 超重交通路線、交差点、ターミナル舗装
スミックファルトⅢ-W ポリマー改質アスファルトⅢ‐W型 コンクリート床版橋面舗装、ポーラスアスファルト舗装の基層
スミックファルトⅢ-WF ポリマー改質アスファルトⅢ‐WF型 鋼床版橋面舗装
スミックファルトH ポリマー改質アスファルトH型 ポーラスアスファルト舗装
スミックファルトH-F ポリマー改質アスファルトH型-F 積雪寒冷地域ポーラスアスファルト舗装
スミックファルトⅠ-R 再生ポリマー改質アスファルト 再生骨材混入率30~50%の再生アスファルト混合物(Ⅰ型相当)
スミックファルトⅡ-R1 再生骨材混入率0~30%の再生アスファルト混合物(Ⅱ型相当)
スミックファルトⅡ-R2 再生骨材混入率30~50%の再生アスファルト混合物(Ⅱ型相当)

特長

スミックファルトⅠ

スミックファルトⅠは、舗装用石油アスファルトに熱可塑性エラストマーなどを添加し、低温領域における脆性の改善、高温領域での塑性変形を抑制したプレミックスタイプのポリマー改質アスファルトⅠ型です。

スミックファルトⅠの特徴
  • 荷重に対する変形抵抗が大きい。
  • 感温性の改良により、粘弾性領域が広い。
  • ストレートアスファルトに比べてせん断強度が大きく、接着性・密着性に優れている。
  • タフネス・テナシティに優れ、骨材の把握力が大きい。
  • 老化が少なく耐水性に優れている。

スミックファルトⅡ

スミックファルトⅡは、重交通路線、空港舗装など非常に大きな加荷重を受ける舗装において耐流動、耐磨耗に代表される舗装の供用性の向上を目的としたポリマー改質アスファルトⅡ型です。ポリマー改質アスファルトⅠ型より、さらに低温領域における脆性の改善、高温領域での塑性変形抵抗性を大きく改善します。

スミックファルトⅡの特徴
  • 荷重に対する変形抵抗が極めて大きく、耐流動性に優れている。
  • 感温性が改良され、粘弾性領域が広い。
  • せん断強度が大きく、接着性・密着性に優れている。
  • タフネス・テナシティに優れ、高い骨材の把握力を有している。

スミックファルトⅢ

スミックファルトⅢは、交通集中や車両の大型化など、都市部の舗装への過重負荷がさらに過酷になるなか、より優れた塑性変形抵抗性の向上を目的としたポリマー改質アスファルトⅢ型です。ポリマー改質アスファルトⅡ型よりも、さらに高温領域での塑性変形抵抗性を改善し、強力なゴム的性質と樹脂的な性質を併せ持っています。

スミックファルトⅢの特徴
  • 高温領域での塑性流動に対する抵抗性を高めるため、軟化点を有している。
  • 感温性をより高めている。
  • 骨材に対する把握力・接着力を高めるため、タフネスを大きくしている。
  • 施工性は、ポリマー改質アスファルトⅡ型と同等である。

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