PROJECT
STORY
発注者 |
中日本高速道路株式会社 東京支社 |
施工場所 |
新東名高速道路 新清水IC路外 |
工種 |
アスファルト舗装工 |
MEMBER
Nさん中部支店 工事部
2009年入社。短大で土木を専攻し、地図に残るような仕事をしたいと思い道路会社に興味を持ちました。これまでにインフラ整備工事、高速道路の新設工事や宅地造成工事など様々な工事に携わってきました。
CHAPTER
CHAPTER #01
工事概要について
東名高速道路上下線(富士川SIC~清水JCT間)において、共用から50年以上経過した区間で、交通の影響が少ない冬季夜間に通行止めにてリニューアル工事を実施。
通行止め区間内にある休憩施設(富士川SA及び由比PA)は夜間に使用出来なくなるため、休憩施設の駐車マス不足を補うべく新東名高速道路(新清水IC)の路外に駐車場を整備する工事でした。
CHAPTER
CHAPTER #02
情報化施工
ICT技術を活用することにより高効率・高精度な施工の実現!

MC(マシンコントロール)による下層路盤工実施状況
従来の施工
- 丁張の設置
- オペレーターは丁張を見ながら施工
-
手元作業員が丁張をみて高さの確認
問題点等
- 丁張を設置する手間、破損した時、丁張の再設置
- 施工の出来はオペレーターの熟練度に左右される
- 丁張周りの転圧不足
情報化施工(マシンコントロール)
- 3次元起工測量
- 3次元設計データ作成
-
ICT建設機械による施工(X,Y,Z)
MC(マシンコントロール):MGの技術に加えて、操作系の油圧を制御し自動操作する技術により施工
※MG(マシンガイダンス)とは油圧系に介入せず、位置情報や設計値を示してオペレーターの機械操作をサポートする技術
CHAPTER
CHAPTER #03
TS(トータルステーション)による出来形管理
TSによる出来形管理技術のメリット
- 施工者による出来形計測、発注者との立会確認の効率化・簡素化
- 管理断面における変化点をすべて計測することによる品質確保
- 施工者による工事目的物の任意点での出来形計測が容易に可能
- 工事終盤の出来形管理のみでなく、丁張設置にも利用することが可能で、施工管理業務全般の効率化と丁張計算等の省力化・ミス防止等も期待ができる
CHAPTER
CHAPTER #04
コミュニケーションを大切に
今回の工事は、切盛土工 → セメント安定処理路盤工 → アスファルト安定処理路盤工 → 基層工 → 表層工 → 路面標示工→完成となります。
リニューアル工事は事前に広報され、2024年1月初旬の共用開始が必須条件でした。
現況地盤を掘削し、残土を搬出して大型駐車マスを造成する工事のため、残土受入れ側の数量調整で思うように残土搬出ができず、次工程に移ることができません。
工程が非常に厳しいことが一番の問題でした。
発注者と良好なコミュニケーションを確保をするため以下のことを心掛け対応しました。
- 相互の意思疎通を十分に図り、お願いすべきことはお互いにしっかり伝え合う。
- お互いの気持ちに寄り添って接することを心がける。
- ワンデーレスポンスの徹底
上記の結果、例として残土の仮置き場を発注者と当社で必死に探し、新東名高速道路の高架下と協力業者の仮置き場に一次仮置きすることができ、次工程に移行することができました。
当社職員だけでなく、協力業者も一丸となり最後まで諦めずに尽力しました。
私の新入社員時代
若い頃は、先輩や協力会社の人に仕事を教えていただき、早く「監督!」って呼んでもらえるように頑張っていました!