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半たわみ性舗装(サンシール)

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概要

サンシール(半たわみ性舗装)は、空隙率のおおきな開粒度アスファルト混合物に、特殊添加剤を加えたセメントグラウトを浸透させ、アスファルト舗装のたわみ性とコンクリート舗装の剛性とを兼ね備えた舗装です。セメントグラウトには、セメント及び特殊添加剤と用途に応じてフライアッシュ、硅砂、石粉、顔料等が加えられます。

この舗装は、流動、摩耗、油脂、熱に強く、しかも明色性があり、景観にマッチした色調に着色することも可能です。そのため、コンテナヤード、ターミナル、交差点や坂道など制動・発進区間、コンポジット舗装の基層などの重交通箇所舗装のほか、トンネル内の舗装に、また着色やブラスト・研磨などの表面処理を施すことによって、公園や商店街の舗装にも摘要できます。

サンシールには、「半浸透型のSタイプ」と「全浸透型のSSタイプ」の2種類があります。また、それぞれに普通硬化タイプと早強タイプ、養生時間が極端に短い超速硬タイプがあり、使用箇所や施工条件に応じた使い分けが可能となっています。

特長

  • ①耐流動性
    骨材の噛み合いと空隙を満たしたセメントグラウトの強度で荷重に抵抗するため極めて高い耐流動性を有しています。
  • ②耐摩耗性
    アスファルト混合物と比較して粗骨材料を大幅に増加させることが可能であり、また、セメントグラウトで空隙を満たしているため骨材の把握力がアスファルトの脆化の影響を受けにくいなどの理由により高い耐摩耗性を有しています。
  • ③耐油性
    マーシャル試験用供試体を軽油中に3日間放置した結果では、密粒度アスコン(13)は1日後に崩壊したのに対しサンシールSSは2500Kgfの安定度を示し高い耐油性をもっております。
  • ④曲げ特性
    密粒度アスコンと比較して破断ひずみに対する温度の影響がほとんどなく、0℃以上の温度では強度が大きく、ひずみが小さくなっています。
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